ナイシトールの効果は本物か?仕組みは何?脂肪を燃やすと言われる理由

ナイシトールが脂肪を燃やす効果があると言われる理由

ナイシトールは肥満症の薬として、実際に効果がありそうですが、適応となる条件があるようです。

テレビなどで紹介されて、ダイエット効果には興味をひかれるけど、分からないことも多いですよね。

なんで肥満症に効果があるのか、どうして脂肪燃焼できるのか、そして、自分には合うのか。

むくみと関係の深い肥満解消のサプリや薬は、むくみに効果のあるものも多いので、このブログでも紹介や解説をしていこうと思います。

 

ナイシトールの効果の仕組みは?

ナイシトールは防風通聖散という漢方薬です。

ナイシトールは防風通聖散という漢方です

18種類の生薬によって構成されています。

構成生薬が18種類というのは、第2類医薬品として登録されている漢方の中で最多です。

構成要素が多い漢方薬は、体質改善に適していて、ゆっくりと効果が出る一方で、いわゆる「慣れ」が起こりにくいと言われていますので、ナイシトールも体質改善に適した漢方だと言えるでしょう。

18種類の生薬名:黄芩、甘草、桔梗、石膏、白朮、大黄、荊芥、山梔子、芍薬、川芎、当帰、薄荷、防風、麻黄、連翹、生姜、滑石、芒硝

脂肪燃焼効果があると言われるのはナゼ?

ナイシトールと言えば、CMやパッケージにもあるとおり、おなかの脂肪を分解燃焼して落とすイメージですが、具体的にはどういう作用で脂肪が落ちるのか気になりますよね?

構成成分が脂肪を落とす科学的な根拠と、漢方薬なので漢方の考え方に基づく根拠をそれぞれ紹介しましょう。

 麻黄による作用の科学的な根拠

麻黄の作用によって、体脂肪の蓄積を減少。

麻黄はノルエピネフリンの分泌を促進します。

ノルエピネフリンはトリグリセリドの脂肪分解を促進するため、体脂肪の蓄積を減少させてくれるわけです。

高齢になると、脂肪細胞の中でノルエピネフリンが分解されやすくなることがわかっていて、、空腹時の脂肪分解が損なわれてしまいますから、麻黄の作用によるノルエピネフリンの分泌促進が有効だと言えます。

甘草・荊芥・連翹による作用の科学的な根拠

甘草・荊芥(けいがい)・連翹(れんぎょう)の作用によって、脂肪の分解をスムーズに。

サイクリックAMP(cAMP)が分解されるのを防ぐ事ができます。

脂肪細胞を分解するのはリパーゼという酵素で、リパーゼを活性化するのがプロテインキナーゼAで、このプロテインキナーゼAが活性化するのに、cAMPが必要になります。

プロテインキナーゼAの活性はcAMPの濃度に依存するということですから、cAMPが分解されては困ることになります。

逆に言うと、cAMPの分解を防ぐことで、脂肪の分解をスムーズに行う手助けとなるんですね。

東洋医学的な根拠

ナイシトールの成分である防風通聖散は、もともと痩せ薬として用いられていたわけではありません。

肥満体質の改善をはじめ、常習性の便秘や高血圧、脳溢血の予防や蓄膿症、ぜんそく、糖尿病や、慢性腎炎など様々な症状に用いられています。

防風通聖散はふつう、汗をかいたり、尿を出したり、通便したりして、色々な経路から邪を体外に排出、駆逐しようという目的に使われる薬です。

痰飲、湿熱、瘀血といった「邪」が溜まっているような臓毒体質、つまりメタボ体質や生活習慣病の人に対して、それらの邪を駆逐する作用があり、その結果の一つとして、肥満解消効果が期待できるというわけです。

 

どういう体質の人におすすめか

ナイシトールは漢方ですから、西洋医学とは違った診方で薬との相性が決まります。

防風通聖散の合う体質

例えば、防風通聖散は18種類の生薬の構成のほとんどが体を冷やす作用のものなので、冷え性の人には不向きといった特徴があります。

ではどんな人に向いているのでしょうか。

いわゆる卒中体質者

体力が充実していて、肥満型の体形をしている人。

腹部に皮下脂肪が多い人

お腹が、おへそを中心にして膨らんでいて、しっかりと硬さのある、いわゆる太鼓腹をしている人。

便秘がちな人

便秘の中でも常習性便秘といわれるもので、旅行や試験のストレスといった一時的な便秘と、薬の服用による便秘、ガンや手術後の癒着などの構造的な原因による便秘を除いたもの。

適している体質の参考サイト

防風通聖散が向いている人に多い状況を漫画で紹介しているサイトがありますので、こちらも参考にしてみて下さい。こちらの商品はナイシトールではありませんが、1日2回の服用で2/3処方は続けやすいと思いますよ。【漢生爽楽 防風通聖散】

ナイシトールの種類の違い

ナイシトールには、85a、Ga、Za の3種類があります。

ナイシトールには、85a、Ga、Za の3種類があります

これらの違いは、含まれる防風通聖散の生薬成分の量です。

Zaが1日分で5.0g(満量処方)

Gaが1日分で3.1g(3/5処方)

85aが1日分で2.5g(1/2処方)

85って何だろう?と思ったのですが、たぶん、メタボの基準となるウエスト85㎝(男性)の85なのではないかと思います。

 

副作用も確認しましょう

商品に記載の副作用を紹介しておきます。

 

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること。

関係部位 症状
皮膚 発疹、発赤、かゆみ
消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振、イブ不快感、腹部膨満、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛
精神神経系 めまい
その他 発汗、動機、むくみ、頭痛

 

まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合はは、直ちに医師の診療を受けること

症状の名前 症状

間質性肺炎

階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れする、息苦しくなる、空咳、発熱等がみられ、これらが急に現れたり持続したりする。

偽アルドステロン症

ミオパチー

手足のだるさ、しびれ、ツッパリ感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 
肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
腸間膜静脈硬化症 長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満などが繰り返しあらわれる

 

まとめ

脂肪を分解してダイエット効果がある薬として有名なナイシトールは、防風通聖散という漢方薬で、防風通聖散を痩せ薬として一躍有名にしたきっかけになりました。

しかし、もともとは単なる痩せ薬ではなく、様々な症状に対応できる漢方だったんですね。

防風通聖散は、ナイシトールだけではありません。

体質に合えば、長く飲み続けて体質の改善が期待できますので、自分に合った防風通聖散を見つけることが大切です。

 

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