体に必要なミネラルの1つ、カリウムを手軽に摂れるコンビニの飲み物を紹介します。
塩分を摂りすぎているなと感じている人のむくみ解消や予防にも役立ちますよ!
逆に、腎臓にトラブルがあって、カリウムを避けなくてはいけない場合にもこの記事をお役立てください。
どんな飲み物の、どの材料がカリウムを多く含むのか、コンビニの商品を例に説明していきます。
コンビニの飲み物は常に新しくなりますから、どんな飲み物にカリウムが多く含まれるのかを知っておくのが良いですね。
むくみ解消になぜカリウムが有効なの?
カリウムが有効なのは、塩分の摂りすぎによるむくみの解消です。
塩分の摂りすぎによる「むくみ」
カリウムは細胞の中の水分に含まれ、ナトリウムは細胞の外の水分(細胞外液)に含まれます。
細胞外液が皮下に溜まった状態が「むくみ」です。
塩分を摂りすぎると、ナトリウムの濃度を一定に保つために、体は水分を溜めこむため、細胞外液が増えて、むくみが生じます。
これが、塩分の摂りすぎによるむくみです。
ナトリウムを排泄するカリウムの利尿作用
カリウムは、ナトリウム(塩分)と一緒に水分を尿として捨てやすくするので、おしっこの量が増えます。
これがカリウムの利尿作用です。
余分なナトリウムを体の外に出すことで、体から余分な水分を減らす、カリウムの利尿作用が、塩分の摂りすぎによるむくみを解消するのに役立ちます。
カリウムが多ければ良いということもない
ナトリウム排泄するために水分が必要ですから、たんにカリウムが多ければよいというわけでもなさそうです。
スイカがむくみに良いと言われるのも、食べる部分のほとんどが水分で、カリウムを多く含むので、水分とカリウムを同時に摂る事ができるからです。
カリウムと一緒に、水分もバランスよくきちんととる必要がありますね。
豆乳・まるごと大豆飲料
大豆はカリウムを豊富に含んでいます。
豆腐や枝豆にも含まれますが、大豆の飲み物と言えば豆乳です。
最近は豆乳の他に「まるごと大豆飲料」というのもあります。
豆乳
豆乳は、大豆を絞って作り、豆乳とおからに分けられます。
豆乳100mlあたり190㎎のカリウムを含んでいます。
下の画像左が、豆乳の成分表示です。
まるごと大豆飲料
大豆粉を原料に、大豆そのものをそのまま飲料にしているので、豆乳とおから両方が含まれていることになります。
そのため、豆乳に比べて栄養や食物繊維が豊富です。
まるごと大豆飲料100mlあたり320㎎のカリウムを含んでいます。(大塚食品「スゴイダイズ」栄養成分表示より計算)
上の画像右が、まるごと大豆飲料の1パックの成分表示です。
青汁
青汁の材料では、ケールにカリウムが多く含まれます。
青汁とひとまとめにされますが、原材料にはいくつかの種類があって、全ての青汁にカリウムが多いわけではありません。
伊藤園のホームページでは「ごくごく飲める 毎日1杯の青汁(350g)」の1本当たりのカリウムを12~72㎎と記載されています。
結構幅が広く、どう解釈して良いのか迷ってしまいます。
ケールがメインの粉末の青汁の場合、食品成分データベースによると、1包3.5gのとき、81㎎です。
トマトジュースのカリウム含有量が一番多かった
トマトは非常に多くのカリウムを含む食品です。
今回調べたジュースの中では断トツトップの含有量でした。
果物や野菜のカリウム表示は、個体差があるせいか幅があります。
食品成分データベースによると、トマトジュース100gの中に、260㎎含まれていますから、350ミリのペットボトルだと、約910㎎ということになります。
濃縮還元100%果汁のジュース
果物に多く含まれるカリウムは、トマト同様ジュースに多く含まれます。
ここでは、濃縮還元ジュースの、果汁100パーセントのものを紹介します。
果汁10%や30%など様々ありますが、100%を基準に計算してください。
みかんジュース、オレンジジュースのカリウム量
温州ミカンジュース100g中、110㎎
バレンシアオレンジジュース100g中、190㎎
グレープフルーツジュースのカリウム量
グレープフルーツジュース100g中、160㎎
リンゴジュースのカリウム量
リンゴジュース100g中、110㎎
パイナップルジュースのカリウム量
パインアップルジュース100g中、190㎎
カリウムが少ないジュースなら「ぶどうジュース」がおすすめ
腎臓にトラブルがあって、カリウムを避けたい人は、カリウムの少ないジュースが知りたいですよね。
ぶどうジュースは、他と比べてかなりカリウムの量が少ないです。
ぶどうジュース100g中、24㎎
その他の場合は、果汁が10%や30%など少なめのものを選ぶようにしましょう。
お茶とコーヒーの違いは?
お茶とコーヒーの、茶葉や豆ではなく、淹れたお茶とコーヒーでカリウムの含有量を紹介します。
緑茶とウーロン茶のカリウム量
緑茶の場合、100gあたり27㎎ですが、500mlのペットボトルにすると、135㎎となります。
ウーロン茶の場合、100gあたり13㎎で、500mlのペットボトルにすると、65㎎と少なめです。
コーヒーのカリウム量
コーヒーは、お茶と比べて同じ量に含まれるカリウムの量は多く
珈琲100gあたり65㎎のカリウムが含まれます。
しかしながら、缶コーヒーはショート缶なら185gなので、1缶あたりのカリウム含有量は120.25㎎となり、緑茶500mlのペットボトルとおなじくらいです。
スポーツドリンク
スポーツドリンクにもカリウムは多く含まれていますが、その量は各社、各製品によって違うようです。
いちがいに量を示すことは難しいので、商品ごとにチェックしてみて下さい。
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