妊婦のひどい足のむくみから妻を救ったマッサージと対策

妊婦のひどい足のむくみから妻を救ったマッサージと対策

妊娠中のひどい足のむくみは、痛みもだるさも普段のむくみとは別物です。
夜になると毎日とても痛がっていた妻に、私がやったマッサージの方法と、一緒に取り組んだいくつかの対策法について紹介します。

妊娠中の足がむくみやすい原因は?

妊娠中のむくみの原因は、ホルモンの変化、血液量の増加、赤ちゃんによる血管の圧迫が大きなものとして挙げられます。

妊娠中のむくみの原因は、ホルモンの変化、血液量の増加、赤ちゃんによる血管の圧迫
特に、お腹が大きくなってくると、赤ちゃんによってお腹の奥を通っている大きな血管が圧迫されやすくなるんです。
さらに、歩き方も変化して、足を大きく動かさなくなるのでますますむくみを解消しづらい環境と言えるでしょう。

足がパンパンで泣くほど痛かった妻を救ったマッサージの極意

私の妻は生理前と生理ピーク時はいつも辛そうにしていますが、妊娠中は更にひどいのがずっと続いているような時期があり、泣くこともありました。
そんな妻が楽になったと眠れるようになったマッサージの方法です。

かなり強くやります

足がパンパンで泣くほど痛かった妻を救ったマッサージの極意

妻が自分で足を揉んでいるのを見て、かなり力を入れているなと思っていましたが、元々マッサージは強めに揉まれるのが好きなタイプだったので、初めはそう思っただけでした。
それがある日、痛い痛いと言いながらマッサージをしていている妻が泣いているので驚き、むくみが見た目以上にきつく、痛く、辛いのだと知りました。
マッサージをかなり力を入れてやっていたのも、弱い力ではぜんぜん効かないからだということも知りました。

適切な姿勢で行いましょう

マッサージを行うのはパートナーの方で、妊婦さんではありません

このマッサージを行うのはパートナーの方で、妊婦さんではありません。
妊婦さんの姿勢は仰向けか、横向きに寝るなど楽な姿勢で足が伸ばせれば大丈夫です。
妊婦さんの楽な姿勢は一番大事ですが、私たちやる側の姿勢も大事です。
しっかりと力を入れてやるためにも、お互いが楽な姿勢を取れるように工夫してください。

皮膚への負担を考慮しましょう

妊婦さんの皮膚のためにも、我々やる側のやりやすさのためにも、ある程度の滑りがあった方が良いのです。
でも、オイルやクリームだと滑り過ぎるて力からが入りにくくなってしまいます。
乳液を使うのがおススメですが、無い場合はベビーパウダーか、それも無ければ薄手のタオルを用意してください。

マッサージのやり方

スネの外側から内側にかけて

片方の手で足首を持ち、もう片方の手であしを掴むように持ちます。

片方の手で足首を持ち、もう片方の手であしを掴むように持ちます。

親指から人差し指の側面(画像の赤い部分)で足の水分を上に送るイメージで擦り上げます

親指から人差し指の側面(画像の赤い部分)で足の水分を上に送るイメージで擦り上げます。
この方法で、膝から下の外側からスネの骨の内側あたりまでを行います。

全体に万遍なく、妊婦さんがやって欲しい力加減を探して行いましょう。
こすり上げる位置をずらしながら、全体に万遍なく、妊婦さんがやって欲しい力加減を探して行いましょう。

ふくらはぎ側

ふくらはぎ側は、妊婦さんの姿勢によってやり方が少し変わります。

人差し指だけでコンタクト(画像の赤い部分)して擦り上げる

「1」と同じ手の形で同じように行うか、人差し指だけでコンタクト(画像の赤い部分)して擦り上げるかはやる人のやりやすい方にしましょう。

ふくらはぎをやる時は妻に仰向けになってもらい、つま先をおしりで抑え、両方の人差し指の側面で交互に擦り上げる
私の場合、ふくらはぎをやる時は妻に仰向けになってもらい、つま先をおしりで抑え、両方の人差し指の側面で交互に擦り上げるように行いました。

足の甲

猫の手みたいにして、2~4指の第一関節を使って

足の甲は、猫の手みたいにして、2~4指の第一関節を使って擦りましょう。

この部分はすぐ下が骨なので、軽い力で行います。

この部分はすぐ下が骨なので、軽い力で行います。

他のように力を入れるとかえって痛くなってしまいます。
ただし、足の甲がぷくぷくとむくんでいる場合は、この方法では弱いので、ゲームのコントローラーを持つようにして、両手の親指の腹で足首に向かって擦り上げてあげるように行いましょう。

足のうら

足のうらも「3」と同じ猫手で良いのですが、擦る方法がくすぐったい場合には、両手で足を包むように持ち、親指でまんべんなく押すようにします。
強さは妊婦さんの好みに応じて変化させますが、踵や指の付け根部分は、強く押すと痛いです。
土踏まず部分を中心に行います。

おまけ

足の指はとっても気持ちがいいので、おまけでやると喜ばれます。

足の指はとっても気持ちがいいので、おまけでやると喜ばれます。

足の指を一本ずつつまんで、軽ーく捻るように動かす

施術者の親指と人差し指で、妊婦さんの全ての足の指を一本ずつつまんで、軽ーく捻るように動かすと良いです。

動かすのは軽く、少し動かす程度で十分です。

何分くらいやるの?

最低でも片足10分はやって下さい。

最低でも片足10分
泣くほど痛いむくみの場合、10分やっても物足りないでしょう。

できるならもっとやってあげたいですが、初めは様子を見ながら行いましょう。

それに、1回やったら終わりではなく、むくみはしばらく続きます。

パートナーが燃え尽きないようにしなければ。
マッサージをする方もお疲れとは思いますが、妊娠は永遠に続くわけではありませんので、頑張りましょう。

私は妻のむくみが一番ひどい時、片足20分を目安にやっていました。

 

寝る時は弾性ソックスがおすすめ

妻は、夜用弾性ソックスを使用していました。
いろいろな種類がありますので、好みのものを見つけてみて下さい。
問題ないとは思いますが、一応使う前に担当の医師に使用の旨伝えて確認してみましょう。
商品を持っていく必要は無いので、弾性ソックスについて聞いてみると安心ですよね。

水分は水で摂る

むくみの解消に良いおススメのお茶もありますが、お茶は食事やおやつなど、何かを食べる時に飲むことをお勧めします。
むくみ解消に良いお茶だからと言って、日常的な水分補給を全てそういうお茶で摂ることは良くありません。

漢方、薬膳の考え方でも、同じものを偏って摂り続けることは体のバランスを崩し、病気を引き起こすとされています。
それに、水分を摂るために飲むものは水が体には良いというのが私の持論です。

水以外はお茶であっても、内臓を働かせることになりますからね。

食事の際におすすめのお茶

妊娠中のむくみにおすすめのお茶は杜仲茶です。
理由やそのほかのお茶については、別に記事にしてありますので、そちらをご覧ください。
https://eebhouston.org/archives/450

足のむくみ解消のために行った他の対策

妊娠中特に行った対策は「座っているときも出来る限り足を高くし、横になれる時は横になる」です。
基本的なことですが、とっても有効です。
私の妻は、夜になると痛がっていましたし、朝になると解消とはいかなくても、楽にはなっていました。
こういう場合は足を高くすること、できれば横になることが一番です。
妊娠中も仕事を続けている人は多いですから、デスクワークなら足置きを用意して、足を伸ばして仕事しましょう。
普段なら問題ありでも、妊娠中でむくみが酷いことを説明して、できれば足を伸ばしてください。

まとめ

むくみの対策はいろいろありますが、ひどくむくんで痛みが出てしまった場合、わが家ではこのマッサージが一番有効でした。
マッサージする側は、慣れていないと片足10分、両足で20分やるのがけっこうきついです。

でも妊婦さんはもっと大変ですから、ちょっと頑張ってみて下さい。
しばらくやってみると、コツをつかんで初めほど大変ではなくなります。
それから、最初の5分が長く感じますが、8分頑張ると20分まであっという間ですよ!

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