【比較】大豆ミートの戻し方で変わる食感とおいしい使い方

話題の大豆ミートですが、まだまだなじみが薄く、分からないことも色々とあります。

脱むくブログでも、むくみ解消レシピの中で、油を使わないで作る料理の食材としてよく使っています。

今回は、市販の大豆ミートの戻し方と、戻し方が違うとどう違うかについて、マルコメ株式会社の【大豆のお肉フィレタイプ】で比較してみました。

大豆ミートとは

ここで言う大豆ミートとは、大豆の加工食品で、大豆から油を抜き取って、過熱加工した粒状大豆たん白という食品の事を指します。

大豆ミートと検索すると、豆腐やおから、高野豆腐を自分で加工したものを紹介する記事を見かけますが、それとは違うものです。

大豆ミートの製造工程や詳しい栄養素については、別の記事にまとめていますので、そちらを読んでみて下さい。

カリウム豊富な大豆ミート、カロリーは?栄養は?肉との違いをまとめてみた。
話題だけれどよく知らない大豆ミートについて、材料、製造工程、栄養成分などを詳しく調べたら素晴らしかった!上手に肉と置き換えることで、体に優しいメニューにすることができます。製造工程や材料については、わかりにくいことが多いので、整理してまとめましたので、とても分かりやすくなっていると思います。まさか大豆ミートの作り方が、あの食品と同じとは驚きでした。

【大豆のお肉】で比較する理由

大豆ミートには様々なメーカーがありますが、今回、マルコメ株式会社の【大豆のお肉】と使用するのには3つ理由があります。

手に入りやすい

ネット上では様々な商品がある大豆ミートですが、近所で手に取って買ってみようとしても、あまりたくさんの種類は置いていません。

いくつかのスーパーを見て回って、置いてある可能性が高かったのが大豆のお肉だったので、手に入りやすい大豆ミートと判断しました。

原材料に余分なものが入っていない

大豆ミートと一口に言っても、メーカーによって色々な素材が混ぜられています。

玄米が混ざっているものや、脂質を添加してあるものもあります。

そんな中で、【大豆のお肉】は原材料が大豆と醤油のみで、余計なものが入っていないので比較するのに適していました。

乾燥タイプとレトルトタイプがある

大豆ミートには、開封してそのまま使えるものと、お湯で戻して使うものの2種類があります。

ほとんどの商品はどちらか1つのタイプでしか作られていませんが、【大豆のお肉】は両方のタイプが用意されています。

お湯で戻して食べるものと、食べる状態でメーカーが用意した物の比較ができる数少ない商品です。

大豆ミートの2つの戻し方とレトルトタイプを比べてみた

大豆ミートには2つの戻し方があります。

熱湯に浸して戻す方法と、ゆでる方法です。

それぞれで戻した【乾燥大豆のお肉フィレタイプ】と、そのまま使える【大豆のお肉フィレタイプ】を比べてみます。

何倍になった? 乾燥タイプを浸す方法と茹でる方法で戻してみた

乾燥タイプ10gを2つ用意し、1つを熱湯に浸して戻し、1つを茹でて戻してみて、何gに増えるか見てみました。

それぞれの戻し時間は、熱湯に浸して戻すのは5分、ゆでるのは3分と、商品の指示通りで行いました。

熱湯に浸して戻した場合

熱湯に5分浸した結果。

33gに増えました。

乾燥大豆ミートを戻すと3倍になると言いますから、想定通りと言ったところです。

茹でて戻した場合

沸騰したお湯に入れ、3分間茹でました。

40gに増えました。

レトルトタイプも熱湯に浸してみた。何倍になった?

試しに、レトルトタイプ10gも熱湯につけてみました。

乾燥タイプと同様に、5分於いてみた結果・・・

変わりませんでした。

レトルトタイプは乾燥タイプと違い、グルコノデルタラクトンという添加物が入っています。

これは、チーズや豆腐、魚すり身の練り製品などに広く使われる凝固剤の一種です。

その作用によって、熱湯に入れてもふやけて増えることが無いのですね。

大豆ミートの戻し方による食感の違いは?

茹で、浸し、レトルトの3つの食感を比べてみた。

茹でて戻した大豆ミートの食感

4倍に増えただけあって、だいぶ柔らかい食感になっていました。

たとえるなら、鶏むね肉といった感じ。

ただ、表面は結構水分を含んだ感じになっていて、大豆ミート特有の大豆の香りもかなり薄くなっていました。

浸して戻した大豆ミートの食感

比較する3つのちょうど真ん中です。

たとえるなら、豚もも肉を茹でた感じで、一番肉っぽいと感じました。

噛んだ時に表面の水っぽさはあまりなく、大豆の香りもほのかにします。

茹で、浸し、レトルトの3つに直接醤油をつけて食べるなら、これが一番おいしいと思います。

レトルトタイプの大豆ミートの食感

しっかりした噛み応えがあります。

ここまで鶏むね、豚ももときて、次は牛と言いたいところですが、そんな感じではありません。

肉で例えるならやはり豚肉なのですが、浸したものと比べて見た目は同じくらいの大きさなのに、食べた感じは厚みがあるように感じます。

3タイプの適した料理は? 料理に合わせた戻し方

同じ大豆のお肉という商品のフィレタイプですが、違う状態になった3つのタイプはそれぞれどんな料理に適しているのでしょうか。

言い換えると、どんな料理に使うときには、どのタイプを使うと良いのでしょうか。

レトルトタイプが適した料理

レトルトタイプと相性が良い料理は、炒め物などの水分が少ない料理です。

肉を料理する際、先に加熱して火を通して、別によけておいて、味付けの際に加えたりしますが、これもそういう使い方ができます。

乾燥タイプを戻した場合、どうしても表面が水っぽくなるため、そのような使い方をすると味が薄まってしまいます。

ゆでて戻したタイプが適した料理

ゆでて戻したタイプは、水分の多い料理に向いています。

例えば、けんちん汁に入れて豚汁風にしたり、水分の多いあんかけとの相性が良いです。

浸して戻したタイプが適した料理

炒め物にも、水分の多い料理にも使えるのがこのタイプでしょう。

炒め物に使うなら、積極的に炒めて使います。

レトルトタイプと違って表面に水分が残っているので、それを飛ばすように炒めることで、よりおいしくなります。

水分の多い料理に使うと、ゆでて戻したものよりも肉の食感が残ります。

しっかりとした噛み応えがあったほうが好きな人は、この戻し方が良いでしょう。

私の好みとしては、カレーやシチューのようなドロッとした煮込みには噛み応えのある方が合っていると思います。

まとめ:おススメの戻し方と、3タイプのイチオシは?

大豆のお肉フィレタイプを比較した結果、戻し方のオススメは熱湯に浸す戻し方です。

レトルトタイプを含めた3タイプの中でも、やはり浸して戻す方法が一番良いです。

理由1:料理しやすい

レトルトと違って戻す手間があると言っても、マグカップ1杯程度の熱湯をかけて5分放置するだけですから簡単です。

他の材料を切っている間に出来てしまうでしょう。

適した料理でも触れましたが、どんな料理にも使えるこの戻し方が一番良いです。

理由2:食感がちょうどよい

これは完全に好みの問題ですが、食感が一番肉に近いと感じました。

理由3:値段が安い

レトルトタイプは80gで約240円、乾燥タイプは90gで約360円でした。

乾燥タイプは浸して戻すと3倍なので、270gで360円ですから、100gあたり133円です。

レトルトタイプは100gあたりでは400円と、豚肉より断然高値です。

コスパだけで言うと、100gあたり100円と、ゆでた方が増えますが、水分で増えたと考えると、重要視するような違いではないと判断しました。

大豆ミートを使った料理のレシピについて

以上、大豆ミートの戻し方による違いを紹介しました。

大豆ミートおススメです。是非使ってみて下さい!

脱むくブログでは、巡りやすい体質を作って、むくみにくい体づくりを応援する一環として、大豆ミートを使った料理のレシピを紹介しています。

記事内では、実際に作っている手元のYouTube動画も紹介していますので、ぜひご覧になってみて下さい。

簡単調味料で作る、大豆ミートの麻婆豆腐【油を使わない料理レシピ】
今回は簡単調味料で作る、油を使わない麻婆豆腐の料理レシピです。調理用の油を使わず、肉も使わないので、脂質が極力抑えられているのに、おいしいですよ。豆板醤も、みそも使わないので、味付けも簡単です。
根菜と大豆ミートのケイジャン炒め【油を使わない脱むくみレシピ】
油を使わず、脂質を控えていても、スパイスの効いた料理の紹介。ケイジャンパウダーを使った根菜の炒め物です。大豆ミートを使っているから、たんぱく質もカリウムもたっぷり入ってスパイスで巡りも良くなって、むくみ解消メニューに最適です!

コメント